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ぎっくり腰対策
ぎっくり腰の原因から治療まで完全ガイド
朝、いつものように起き上がろうとした瞬間、腰に雷が落ちたような激痛が――これが「ぎっくり腰」の恐ろしい実態です。正式には「急性腰痛症」と呼ばれ、30代を過ぎた多くの人が一度は経験する、まさに現代病の代表格です。あまりの痛みに「魔女の一撃」という異名を持つほどで、普通の生活を一瞬にして奪い去ります。
実際のところ、ぎっくり腰になったとき体内で何が起きているのか、医学的にも完全には解明されていません。しかし、多くのケースで数日から2週間ほどで症状は改善していくとされています。
「たかが腰痛」と侮って適切な対処をしないと、何度も繰り返したり慢性的な痛みに悩まされる可能性もあります。
この記事では、ぎっくり腰の原因・症状・予防法・対処法について、分かりやすくお伝えします。
ぎっくり腰の原因
悪い姿勢の習慣化
パソコン作業での前かがみ姿勢や、スマホを見る際の猫背、立ち仕事での反り腰など、日常の姿勢の癖が腰椎と周辺の筋肉・靭帯に偏った負荷をかけ続けます。 この蓄積されたストレスが組織を弱らせ、ぎっくり腰を起こしやすい状態を作り出してしまいます。
疲労の慢性的な蓄積
立ちっぱなしの接客業や力仕事、または長時間座りっぱなしの事務作業など、毎日の小さな負担が積み重なると、筋肉の弾力性が失われ固くなってしまいます。疲れきった筋肉は、ちょっとした動きでも傷つきやすく、不意の動作で腰部を損傷するリスクが高まります。
老化による体力低下と椎間板の劣化
年を重ねるにつれて筋力が衰え、腰を支える力が弱くなっていきます。同時に背骨のクッション機能を担う椎間板も、加齢によって水分が減少し、弾力性を失う「変性」という現象が起こります。その結果、わずかな負担でも椎間板の一部が飛び出したり、神経を圧迫して痛みを引き起こしやすくなります。
予期しない動作や過度な負荷
重たいものを勢いよく持ち上げたり、前屈みの状態で体を回転させたりと、突然の無謀な動作が腰の筋肉や関節に過大な負担をかけて発症を招きます。時には、くしゃみや咳払い、軽くお辞儀をしただけなど、ごく普通の動作がきっかけになることも珍しくありません。
ぎっくり腰の症状
耐えがたい腰部の痛み
何かの拍子に瞬間的に襲ってくる、息もできないほどの激しい痛みが最大の特徴です。まともに立っていることも困難になり、動くことすら辛い状態になる場合もあります。
身体機能の著しい低下
前屈み、立ち上がり、歩行といった当たり前の動作が極めて困難になり、日常生活に深刻な支障をきたします。
左右いずれかに偏った痛み
片側だけに集中した痛みを感じるケースがあり、これは筋肉や関節の局所的な異常が原因となることが多いです。
発熱や感覚異常(深刻な症状、医療機関受診が必要)
ぎっくり腰の症状は通常、数日から10日程度で自然に良くなることが大半ですが、神経への影響でしびれや微熱が出現することもあります。中には、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症、圧迫骨折などの深刻な疾患が潜んでいる可能性もあるため 、症状を繰り返したり、2週間以上痛みが引かない場合は、迷わず専門医を受診することが大切です。
ぎっくり腰の予防方法
◇ 良い姿勢の維持
座る・立つ・歩くときの正しい姿勢を心がけるだけで、腰への負担を劇的に軽減できます。例えば、床の物を取る際は腰だけを曲げず、しっかりと膝を曲げてしゃがんでから持ち上げるよう意識しましょう。
◇ 継続的なストレッチ習慣
腰部や下肢の筋肉、特に太ももの柔軟性を維持することで、負荷を分散できる体づくりが可能になります。 起床時や長時間同じ体勢を保った後などは、軽いストレッチで筋肉をほぐす習慣を身につけましょう。
◇ バランスの良い筋力強化
腹筋・背筋をバランス良く鍛えることで、腰椎を支える「天然のコルセット」が強化され 、腰部への負担軽減効果が期待できます。日頃から背骨に「曲げる・反らす・捻る」という動きを与えることも効果的な予防策です。運動不足はぎっくり腰のリスクを高めるため、適度な運動を継続することが重要です。
ぎっくり腰に有効な寝ながらできる腰痛体操
ぎっくり腰の急性期が過ぎ、痛みが和らいで少し動作が可能になってきたら、無理のない範囲で以下の体操などに取り組んでみることをおすすめします。痛みを悪化させない範囲で行うことが何より大切です。
仰向けで膝を左右にゆっくり倒す
膝を立て両足を肩幅程度に開き、息を吐きながら、ゆっくりと膝を左右に倒します
骨盤をゆっくり前後に動かす
息を吐きながら、お腹を突き出すようにして骨盤を前に押し出します。腰を反らせるのではなく、骨盤を前に出す意識で行います。
深呼吸しながら全身をリラックス
お腹を膨らませるように意識してゆっくり息を吸い込み、その後ゆっくりと息を吐き出します。腰や背中の筋肉を意識的にリラックスさせます。
ぎっくり腰の治療法
ぎっくり腰は痛みが強いため安静にしがちですが、動けないほどの激痛の場合を除き、「可能な限り普段通りの生活を維持した方が回復が早い」ことが多くの研究で明らかになっています。
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◇ 整体・手技療法
骨盤や背骨のバランスを調整し、筋肉の緊張をほぐして自然治癒力を高めます。
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◇ 温熱療法
発症直後の激しい痛みが落ち着いてきたら患部を温めて血液循環を促進し、筋肉のこわばりを和らげることで痛みを軽減します。
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◇ 手術療法
基本的に手術は必要ありませんが、神経圧迫など重篤な場合は外科的治療の選択もあります。
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◇ 当院での治療① 鍼治療
ギックリ腰は、筋肉の損傷や硬直により起こります。そのため、深い筋肉やお尻の筋肉などが硬くなりやすくなります。
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当院の鍼施術は、そういった硬直している筋肉に対してアプローチをし、筋肉の緊張、硬直を緩和させます。また、損傷している筋肉に対しては、損傷部位の回復を早めてあげたり、疼痛緩和を目的に鍼を行います。
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◇ 当院での治療② 骨盤特化型治療
ギックリ腰を起こす方の中には、股関節や骨盤周りの筋肉が硬くなっていたり、関節の動きが悪くなっている人がいます。
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当院の骨盤特化型治療は、そういった骨盤や股関節周りの筋肉の緊張を緩め、骨盤や股関節の関節の動きを良くしていき、腰への負担を軽減させ、ギックリ腰への改善を行います。
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◇ 当院での治療③ 筋膜リリース
腰周りや股関節周り、臀部の筋肉が癒着してしまうと筋肉同士の動きが悪くなり、関節の動きを悪くさせ、腰に負担をかけギックリ腰を起こすことがあります。そういった方は、筋肉の癒着を取ることにより関節の動きや筋肉の動きが改善され、ギックリ腰の痛みが改善されます。
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当院で行っている筋膜リリースはそういった筋肉の癒着に対してアプローチを行い、関節、筋肉の動きを良くしていきます。
ぎっくり腰は、予告なく襲ってくる激痛で日常生活を一変させる身近な症状です。その詳細なメカニズムは未解明な部分が多いものの、普段の生活習慣や体の使い方、筋肉の状態など、複数の要因が複雑に絡み合っています。正しい知識と日々のセルフケアで予防も改善も十分可能です。症状が現れた際は決して無理をせず、適切な対処と治療を受けましょう。健康な腰を維持するために、今日からできることを実践してみてください。