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2025年12月25日 | お身体に関すること
鍼治療について
鍼治療の歴史と基本概念
鍼治療は、中国で約2000〜3000年前に生まれたとされる東洋医学の治療法です。古代中国では「気(き)・血(けつ)・津液(しんえき)」という生命エネルギーの流れが体内を巡っており、この流れが滞ることで病気になると考えられていました。

身体には「経絡(けいらく)」という気の通り道があり、その上に「ツボ(経穴:けいけつ)」が存在します。鍼は、このツボを刺激することで気血の流れを整え、自然治癒力を高め、症状を改善へと導くとされてきました。
現代医学の視点では、これらの経絡は科学的に明確に確認されていませんが、ツボの多くは
・神経が密集している部位
・血管やリンパの豊富な部位
・筋膜の連結ポイント
と一致することが多く、経験的に正確な場所を捉えていることがわかっています。
鍼治療の作用機序
神経系への働きかけ
鍼治療の最も重要な作用の一つが、「神経系への刺激」です。
鍼が皮膚や筋肉に刺さると、その刺激は感覚神経を通じて脳に伝わります。この刺激によって、脳内や脊髄ではさまざまな変化が起こります。
ゲートコントロール理論(痛みの抑制)
痛みは、知覚神経から脳に信号が送られることで感じます。ゲートコントロールとは、痛む場所を手でさすると痛みが和らぐ現象をいいます。
①痛む部位または皮膚分節(デルマトーム)に触圧刺激を加える
②脊髄後角で刺激の伝達を抑制する(脊髄後角に、痛みの信号を”コントロール”する”ゲート”が存在する)
*鎮痛効果は刺激を加えた領域に限られる*
*効果は刺激直後(擦った直後)から発生するが、終了と共に消失する(即時性はあるが持続性に欠ける)*
これを「ゲートコントロール説」といいます。
エンドルフィンの分泌
鍼刺激によって脳内では「エンドルフィン」や「セロトニン」といった神経伝達物質が分泌されます。
・エンドルフィン:鎮痛物質
・セロトニン:精神安定・リラックス作用
・ドーパミン:意欲や幸福感に関与
これにより、単なる痛みの軽減だけでなく、
✓ リラックス
✓ 気分の安定
✓ 睡眠の質の向上
✓ 自律神経の調整
といった効果も期待できます。
血流改善と代謝促進
鍼を刺すことで、刺入部位とその周辺の血管が拡張します。すると、局所の血流量が増加します。
血液には以下のような役割があります
・酸素を運ぶ
・栄養素を運ぶ
・老廃物を回収する
・炎症物質を運び去る
・修復に必要な成分を届ける
つまり、鍼による血流改善は、損傷した筋肉や疲労した組織の回復を早めるという大きなメリットを生みます。
筋肉と筋膜への影響
鍼は指圧だけでは届かない、筋肉の「深部」に直接アプローチできるという大きな特徴があります。
コリや痛みの原因となるのは、筋肉の中にできる「トリガーポイント(しこり・硬結)」です。これは筋線維が過緊張し、血流が悪くなっている状態です。
指圧やマッサージで筋肉を緩めることもとても大切ですが、時間が空いてしまうと元に戻ってしまうとお悩みの方も少なくないと思います。
筋肉が硬くなるのは以下の状態になっているからかもしれません。
時間が空くと、、、
①筋肉が硬くなる
②血管が圧迫される
③血行不良になる
④発痛物質が溜まる
⑤さらに筋肉が硬くなる、、、、
といった悪循環になってしまっている状態なのです。
鍼を刺すことによって、
・筋肉が強制的に弛緩する
・筋膜の滑りが改善する
・硬くなった線維がほぐれる
といった変化が起こります。
特に、刺した瞬間に「ズーン」とした鍼特有の響き(得気:とっき)が出る場合、その部位の筋緊張が強いことを示しています。
自律神経の調整
自律神経は、
・交感神経(緊張・興奮)
・副交感神経(休息・回復)
のバランスで成り立っています。
交感神経が優位の時には血管が収縮し、副交感神経が優位になると拡張します。
現代人はストレスやスマホの長時間の使用、睡眠不足などにより交感神経が過剰に働いている状態が非常に多いです。
鍼治療はツボ刺激を通して過剰に高ぶっていた交感神経の活動を鎮め、リラックスを司る副交感神経を優位に導く作用があります。
その結果、
・硬く収縮していた全身の血管が拡張
・心拍数が安定する
・呼吸が深くなる
・内臓の動きが活発になる
・緊張が抜ける
といったリラックス状態が生まれます。

鍼治療が効果を発揮しやすい症状
【運動器系】
・肩こり
・腰痛
・膝痛
・坐骨神経痛
・五十肩
【神経系】
・頭痛
・偏頭痛
・めまい
・しびれ
【自律神経系】
・不眠
・過呼吸
・動悸
・喘息
・自律神経失調症
【内臓関連】
・便秘
・下痢
・胃痛
・生理痛
・冷え性
【婦人科系】
・月経不順
・生理痛
・PMS
・更年期障害
【美容系(美容鍼)】
・肌のターンオーバー促進
・表情筋の緊張緩和
・むくみ改善
・リフトアップ効果
もちろん、すべての症状が一度で改善するわけではありませんが、継続的な施術により症状の改善が見込めます!
鍼治療が受けられない方(禁忌)
・妊娠中
・悪性腫瘍(がん)
・感染症
・重度の心疾患(ペースメーカーを使用されてる方)
・出血傾向にある方(血液をサラサラにする薬を服用の方)
鍼で血流改善?~軸索反射による血管拡張~
鍼が皮膚や筋膜に触れると、まず刺激は末梢の知覚神経(Aδ線維・C線維)を通って脳へと伝わっていきます。
このとき、神経は枝分かれしており、脳に信号を送るだけでなく鍼の刺激を受けた皮膚への伝達物質が分泌して血管を広げたり、血液の流れを良くして「フレア」と呼ばれる紅斑を起こしたり、痛みの物質を流す作用があります。
軸索反射の機序
①侵害刺激が皮膚のポリモーダル受容器を興奮させる
②受容器の興奮は侵害受容線維(無髄C線維)を介して脊髄に伝わると同時に、神経終末から神経ペプチド(CGRP、サブスタンスP、VIP)を放出する。
③神経ペプチド(CGRP、サブスタンスP、VIP)が血管拡張神経に作用し、血管の拡張が生じることで血行が増進する。
こうした生体反応を活かし、血管を拡張させることによって肩こりや腰痛など様々な不調を改善することができます。
好転反応とは
鍼治療によって、血行促進や自律神経の安定など様々な変化が起こります。急激な変化に身体が対応しようとして、一時的な不調を起こすことを好転反応と言います。
具体的には、だるさや倦怠感、眠気、発熱の症状が見られます。
多くは施術後から1~3日で程度で治まるため、心配はいりません。特に、初めて鍼治療をした方に出やすい傾向があります。水分を多く摂り、安静にしていただくことが一番大切になります!
また、好転反応が出ない方もいらっしゃいますが、「好転反応が出ない=効いていない」わけではなく、体質や体調など、個人差があります。

好転反応の種類
・弛緩反応:弛緩反応とは倦怠感や眠気、だるさ、人によっては発熱などの反応を起こす反応のことです。マッサージや鍼、整体などで筋肉の緊張状態が緩むことで、血行が良くなり筋肉内の老廃物などが全身に流れることでこういった反応が起きます。
また、副交感神経が優位になり身体がリラックス状態になることも原因とされています。
・回復反応:弛緩反応と同じような身体のだるさや発熱、腹痛、吐き気などの症状が起こります。施術を受けることによって血行が悪かったところが改善され,滞っていた(血液が止まっていた)汚れた血液が一時的に体に周り始めた時に現れることが原因とされています。
・排出反応:排出反応とは体内に溜まった老廃物や毒素を体外に排出される過程で起こる反応のことです。反応としては尿の色が濃くなったり、下痢、発疹が生じることがあります。
また、人によってはニキビや吹き出物、湿疹など皮膚から老廃物や毒素を排出しようとする働きで生じることがあります。
・過剰反応:過敏反応は血行が良くなることで施術をされた箇所に血液が集まり、体内の組織を新しく作り変える過程で起きる反応です。神経が一時的に過敏になり施術箇所に痛みやかゆみ、炎症などの症状が出ます。またかゆみに関しては全身に及ぶ可能性があります。
鍼治療受けるにあたっての注意点
好転反応が出る場合がある
上記でもお話した通り、鍼治療を受けてから数日にかけて、疲労感やめまい、眠気が出る場合があります。
初めて受けた方に多いと言われていますが、出ない方もいらっしゃいます。
また、症状は数日で落ち着くため心配はいりません。
痛みを感じる場合がある
感覚が敏感な方は、鍼を刺す部位によっては痛みを感じる場合があります。
当院で使用する鍼は、髪の毛よりも細いため、痛みを感じる方は少ないと思います。
また、痛みとは別で鍼特有の響き(ズーンとした重だるい感覚)を感じることもあります。これは、硬くなった筋肉に鍼が当たっているために起こる反応ですので心配はいりません。
効果を感じるには個人差がある
1回の治療で症状がほぼ無くなる方もいれば、何度か繰り返すうちに緩和する方もいらっしゃいます。
最後に
今回は「鍼」についてお話させていただきました。ぎっくり腰や寝違えなどの急性症状から、慢性的な首肩こり・腰痛・関節痛、自律神経の調整など幅広い症状に対してアプローチすることができます。マッサージや指圧だけではなかなか改善しないとお悩みの方は、ぜひ鍼治療も視野に入れてみてください!
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