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坐骨神経痛
坐骨神経痛の痛みを和らげる方法
若い世代からシニア世代まで、知らぬ間に忍び寄る坐骨神経痛の影。一般的にはシニア世代に多いとされていますが、実は年齢に関わらず誰でも発症する可能性があります。
坐骨神経痛は、特定の病名ではなく、坐骨神経が圧迫されるすとことで起こる神経痛を指します。
腰から下に痛みやしびれを感じた場合、それは坐骨神経痛のサインかもしれません。
この記事では、坐骨神経痛の原因や症状、予防法、さらに実際の治療方法について詳しく解説します。

坐骨神経痛の原因とは?
椎間板ヘルニアによるもの
坐骨神経痛のよく知られた原因は、椎間板ヘルニアです。
椎間板は背骨の骨と骨の間にあり、加齢や過度の負担により損傷し、ゼリー状の中身が外に漏れ出して神経を圧迫します。
脊柱管狭窄症によるもの
特に中高年層に見られる坐骨神経痛の原因の一つは、腰部脊柱管狭窄症です。
脊柱管は背骨を通る神経の通路ですが、加齢によって椎間板や椎間関節、靭帯が変形し、脊柱管が狭くなることがあります。
腰椎すべり症によるもの
腰椎すべり症は、腰椎の椎骨が通常の位置から前にずれる状態を指します。
この状態が坐骨神経痛を引き起こす理由は、神経への圧迫や椎間板の変形、神経根が引っ張られることなどの複数の要因が関係しています。
梨状筋症候群によるもの
梨状筋症候群は、坐骨神経が梨状筋の下を通過する際に、その筋肉によって圧迫されて神経症状が現れる疾患です。
梨状筋が肥大したり、筋膜に異常が生じたりすることが、この圧迫の原因となります。
坐骨神経痛の症状とは?
● 腰の痛み
長時間座っていると、腰に鈍い痛みが広がり、急に動くと痛みが強くなります。
また、立ち上がったり寝返りを打つと、特に夜間や朝に腰の鋭い痛みが発生し、起き上がるのが困難になることがあります。
● お尻の痛み
長時間座っていると、お尻にジンジンとした痛みが広がり、立ち上がるとじわっと感じます。
● 放散痛
腰やお尻から始まる痛みが、大腿部、ふくらはぎ、足先にまで広がることがあります。
これは坐骨神経が圧迫されたり刺激されたことによって生じ、痛みは鋭く、刺すような感覚があります。
● 足のしびれ
立ち上がると足にしびれを感じ、歩くと足先からふくらはぎにかけて異常な感覚が続き、不快に感じることがあります。
坐骨神経痛の予防方法とは?
◇ 姿勢を改善しましょう
腰椎にかかる負担を減らすためには、立っている時や座っている時に正しい姿勢を心がけることが大切です。
背中を伸ばし、腰を反らせすぎないように注意しましょう。また、長時間同じ姿勢を続けないことも重要です。
◇ 運動習慣を取り入れましょう
腰周りの筋肉を強化し、柔軟性を保つために適度な運動を取り入れましょう。
ウォーキングやストレッチなど、日常的な運動を増やすことが有効です。
◇ 急に重いものを持ち上げないようにしましょう
急な動作で重い物を持ち上げることは、腰に負担をかけやすく、筋肉や椎間板に過度な圧力がかかります。
重い物を持ち上げる際は、ゆっくりと慎重に動作を行うことが大切です。
◇ バランスの取れた食生活を心掛けましょう
栄養バランスが整った食事を定期的に摂り、体重の管理にも気をつけることが予防につながります。
カルシウムやビタミンDを多く含む食品を積極的に摂取し、バランスの取れた食事を心がけましょう。
坐骨神経痛に効く体操とは?
股関節をほぐす体操
坐骨神経痛の原因のひとつに「梨状筋(りじょうきん)」というお尻の深い部分にある筋肉の硬さが挙げられます。
この筋肉が硬くなると坐骨神経を圧迫し、痛みやしびれの原因となることがあります。
そこで効果的なのが、股関節をいろいろな方向に動かして、筋肉を柔らかく保つ体操です。
【やり方】
椅子の背もたれや壁に手を添えて、片足(反対側の足)を前後に大きく振ります。ポイントは「痛みが出ない範囲で、なるべく大きく動かす」こと。
左右それぞれ 10〜15回を目安に、1日3セットを目標にしてみましょう。

坐骨神経痛に効くストレッチとは?
臀部のストレッチ
坐骨神経痛の予防や緩和には、梨状筋を含む臀部(おしり)のストレッチも効果的です。椅子に座ってできるので、気軽に取り入れられます。
【やり方】
椅子に座り、ストレッチしたい方の足首を反対の膝の上にのせます。背筋を伸ばしたまま、ゆっくりと上体を前に倒していきましょう。
この姿勢を15〜20秒キープ。呼吸を止めずにゆっくり行うのがコツです。

坐骨神経痛の治療法とは?
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◇ 神経ブロック療法
痛みのもとになっている神経に、麻酔薬などを注射して痛みをやわらげる方法です。
坐骨神経痛の場合は、原因となっている部位に直接アプローチすることで、症状の緩和が期待されます。
ただし、効果の持続は一時的なことが多く、個人差もあります。 -
◇ お薬による治療
痛みや炎症をやわらげるために、消炎鎮痛薬(NSAIDs)や、神経の痛みをおさえるお薬などが使われます。
痛みの種類に応じて、電撃のような痛みに効く薬や、筋肉のこわばりをやわらげる薬が処方されることもあります。 -
◇ 手術による治療
手術はすぐに行うものではなく、他の治療で効果が見られない場合や、重い症状(神経まひ・排尿障害など)があるときに検討されます。
治療法は症状に応じて異なるため、医師としっかり相談することが大切です。 -
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◇ 当院の治療法② 腰痛特化型治療
お尻や太もも、脇腹などの筋肉にしっかりアプローチし、筋肉の硬さをやわらげます。
詳しくはこちら
関節を動かしながら指圧を行うので、「反り腰」の改善や運動機能の向上にもつながります。
ヘルニアや骨粗しょう症が気になる方にも安心の施術です。 -
◇ 当院の治療法③ 骨盤矯正
骨盤のゆがみを整えることで、股関節や姿勢全体のバランスを改善していきます。
詳しくはこちら
お体の状態に合わせて、しっかりめの矯正からソフトなものまで調整可能なので、初めての方でも安心して受けられます。
坐骨神経痛はつらい症状ですが、適切な治療と早めの対応で多くの方が改善を実感されています。
腰や足のしびれが続くときは、がまんせずにご相談ください。
当院では、お一人おひとりに合った治療法をご提案いたします。いつでもお気軽にご連絡くださいね。