tel: 045-577-9962


産後の骨盤歪み対策
骨盤のゆがみをやさしく整える方法
「出産で骨盤が開く」と聞いたことはありませんか?
出産は、ママの体にとって大きな負担がかかるものです。出産方法は人それぞれですが、共通して言えるのは、出産時に「リラキシン」というホルモンが分泌され、骨盤が開きやすくなるということ。また、産後は赤ちゃんの抱っこや授乳など、骨盤に負担がかかる姿勢が増えるため、体のバランスが崩れやすくなります。
こうした変化が重なることで、腰痛や肩こり、むくみ、疲れやすさといったさまざまな不調が現れやすくなるのです。
そこで大切なのが、産後の骨盤矯正です。体のゆがみを整えることで、元のバランスを取り戻し、より快適に過ごせるようになります。
このページでは、産後の骨盤の変化やよくある原因や症状、予防・改善のための方法まで、わかりやすく解説しています。
ママ自身の健康と、育児を楽しむための体づくりを、ここから一緒に始めてみませんか?

産後の骨盤歪み、その原因とは?
妊娠中の骨盤の変化
妊娠すると、体の中ではホルモンバランスが変わり、骨盤まわりの靭帯がゆるみます。
さらに、お腹の赤ちゃんが大きくなるにつれて骨盤に負担がかかり、ズレやすくなるのです。
出産による影響
普段、骨盤は靭帯でしっかり固定されていますが、出産時には赤ちゃんが通れるように、リラキシンというホルモンで靭帯がゆるみます。
そのため骨盤の左右がズレやすくなり、産後に不調が出やすくなります。
育児中の姿勢による影響
赤ちゃんのお世話では、抱っこや授乳などで同じ姿勢が続くことが多く、骨盤まわりの筋肉に負担がかかります。
その結果、骨盤がゆがんでしまうことがあります。
また、リラキシンの分泌が産後すぐに止まる方もいれば、数ヶ月続く方もおり、ズレやすい状態が続きやすいのです。
運動不足による筋力低下
妊娠中や産後は動く機会が減ることが多く、筋力が落ちてしまいがちです。
筋肉が弱ると骨盤を支える力が足りず、ゆがみやすくなってしまいます。
産後の骨盤歪み、その症状とは?
-
● 尿もれ・恥骨の痛み
出産によって骨盤底筋が弱くなることがあります。骨盤底筋は、尿道や直腸など骨盤内の臓器を支える大切な筋肉です。この筋肉が弱くなると、尿漏れが起こったり、恥骨まわりに痛みを感じたりすることがあります。中には、骨盤底筋の衰えが原因で恥骨周辺に不快感や痛みを覚える人もいます。
-
● 肩こりや腰の痛み
骨盤がズレることで体全体のバランスが崩れ、腰や肩に痛みが出る場合があります。
-
● ぽっこり下腹部がでる
骨盤のゆがみで内臓が下がると、ぽっこりお腹の原因に。お尻や太ももに脂肪がつきやすくなることもあります。
-
● 冷え性・むくみ
骨盤底筋が弱ると血のめぐりが悪くなり、むくみや冷えにつながることもあります。
産後の骨盤歪み、その予防方法とは?
◇ 骨盤ベルトを活用する
妊娠初期から骨盤ベルトを使うことで、ゆるみやすい骨盤をサポートできます。妊娠がわかった時点から始めるのが理想です。
◇ ストレッチで柔軟性アップ
日常的にストレッチを行うことで、体を柔らかく保つことができます。特に股関節まわりの柔軟性を高めるのが効果的です。
◇ 運動を取り入れる
ウォーキングやマタニティヨガなど、医師のアドバイスのもとで運動することで、筋力をキープし骨盤の安定につながります。
産後の骨盤歪みに効く、筋トレとは?
産後は特にお腹の深層筋やお尻、骨盤底筋が弱くなっているため、それぞれを意識的に鍛えるのがポイントです。
プランク(インナーマッスル強化)
プランクは、うつ伏せになった姿勢で前腕とつま先を使って体を持ち上げ、そのままの姿勢をキープするトレーニングです。体を横から見たときに、頭からかかとまでが一直線になるように意識しましょう。
目安としては30秒〜1分ほど行います。
もし辛いと感じたら、つま先の代わりに膝を床につけて行っても問題ありません。

ヒップリフト(お尻&骨盤底筋)
仰向けで膝を曲げ、腰を反らさずにお尻を持ち上げます。このときお尻に力を入れることで、骨盤底筋にも効果があります。

産後の骨盤歪みに効くストレッチとは?
ハムストリングスストレッチ(太もも裏)
仰向けに寝転び、ストレッチしたい足の足首にタオルを引っかけます。足を上げた状態で膝を伸ばし、そのままタオルを引っ張るようにしてストレッチをかけます。
この動作を20秒間、3セット繰り返しましょう。

産後の骨盤歪み、その治療法とは?
当院が提供している治療メニュー
-
①産後骨盤矯正
出産によって開いた骨盤は非常に歪みやすく、そのまま放置しておくと肩や腰の痛み、産後の体重増加などの原因となります。
当院の産後骨盤矯正治療についてはコチラ
しかし、産後は骨盤が動きやすい時期でもありますので、早めに適切な治療を受けることで、痛みの少ない身体作りを目指せます。
※お子様同伴でも問題ありません。 -
②腰痛特化型治療
骨盤周辺の筋肉にアプローチをすることで、骨盤の歪みによる腰痛を改善します。
当院の腰痛特化型治療についてはコチラ
指圧や関節の調整を通じて深層の筋肉もほぐし、血流を改善することで冷えやむくみも緩和します。
これにより、運動パフォーマンスの向上も期待できます。 -
③筋膜リリース
下半身の筋肉をストレッチするように伸ばし、筋膜の癒着を解消することで痛みの軽減や血流改善を促進します。
当院の筋膜リリースについてはコチラ
筋膜リリースにより関節の可動域を柔軟にし、産後の骨盤の歪みを改善します。 -
④楽トレ
電気刺激を使用した「複合高周波EMS」でインナーマッスルにアプローチします。
当院の楽トレについてはコチラ
産後の骨盤歪みによる筋力低下にも効果的で、寝ている間に筋肉を鍛えることができます。体力が落ちている産後に最適です。 -
運動療法
適度な運動は筋力向上や血流改善に繋がり、産後の骨盤の歪みにも効果的です。ウォーキングは手軽な有酸素運動としておすすめします。
週に3回以上、30〜60分程度の範囲で行うことが理想です。
自分でできるケア
妊娠、出産、育児によって骨盤が歪むと、女性の身体に痛みや不快感を引き起こし、尿漏れや恥骨痛、腰痛などを引き起こす可能性があります。
これらの症状を放置すると悪化することがあるため、適切な治療が必要です。
また、妊娠中の方は予防を意識することが大切です。具体的な治療法は、個別に症状を確認しながら提案いたします。ご相談があれば、お気軽にご連絡ください。
★産後骨盤矯正を始める適切な時期
産後の骨盤矯正を始める適切な時期は、産後2〜3ヶ月とされています。週1〜2回を目安に治療を行いましょう。
(自然分娩の方は産後2ヶ月から、帝王切開の方は産後3ヶ月から治療が可能です。)
骨盤の位置が安定し、体調や体型が元に戻るまで継続的に治療を行うことが大切です。